稲の花



  百姓しか知らない花が
  七月に咲く

  水に恵まれたこの国の礎を
  小さな稲の花が創り
  それは
  今も続いている
  
  長い長い歴史の中で
  この国が飢えを知らなかったのは
  この五十年間の一瞬だけだ

  いろいろな神様が
  豊作のためにいて
  礎を守っている
  
  物づくりが好きな
  人達と一緒に





   田んぼの一年へ